2004年12月31日

年頭の願い


あけましておめでとうございます!!
イイトゥスゥユ ンカヨーッタネーラ?(いい年をお迎えになりましたか?)

新年から新しく開設されたHPに『大工哲弘の見習り・聴き習り』(島唄コラム)が始まります。
テツの見たり・聞いたり(八重山では・みーなり すぅきなり と言う)してきたことを気の向いた時、島唄に纏わる話やシキン話(世間話)をテツ流に書きたいと思います。
どうぞ ネットの皆様これまで同様遊びに来てくださいね?。

昨年を一文字を現す「災」は表現通り日本各地に大きな被害をもたらした台風をはじめ10月の中越地震、また正月を目の前にしてスマトラ沖とインド洋沿岸各国を襲った未曾有の大津波は刻々伝えられてくる犠牲者の悲報に接すると心を癒すきれいな「海や山」は一瞬の内に数万人を飲み込んでしまう自然災害は本当に恐いものである。

そこで宮古民謡の「なりやまあやぐ」の一説を思い出す。
♪サーぶり寄し波や あまいどぅ寄しず 我んぶなりゃ あまいどぅ寄しず
(よってくる波は笑っているようだけれど 嵐のときや津波だってある、これと同じように
 彼女には甘えるなよ)と厳しい教訓を歌ったお馴染みのうたですが、自然を例えし訓辞した内容の歌は八重山民謡にも多くみられる。
もう こんな年は直ってほしい「世や直れ」が<ユバナウレ>の囃子になり
また 東北地方の民謡に多く見られる「よされ節」も<こんな世は去ってくれ>と切なる願いから
来た共通の願望歌と考えられる。
勿論 旧年の「災」はもう去って世が直って新しい酉年はミルク世であってほしい、そして いつまでも、いつまでも歌や三線が弾ける平和世であってほしいと願うのは世界共通の願いと思う。  
Posted by 大工哲弘 at 18:05