2008年01月25日

八重山島うたの3大情歌に「小浜節」がある。

♪大嵩(うふだぎ)に登てぃうし下し見りば 稲粟ぬなをり弥勒世果報<小浜島の大嵩に登り 四方を見ると稲や粟が見事に稔っている>

一般には「大嵩」と表記されているが、昭和49年に発刊された竹富町誌には「大岳」とあった。どっちだろう?「嵩と岳」の違いを辞書で引いてみた。

「嵩」たかい山、たかくそびえたつさま、直立してそびえるさま。
「岳」ごつごつした山「山岳」四岳、四方の名山の意とあった。

じゃ~「山」の立場はどうなるのだろう

「山」平地よりも高く隆起した地塊(ちかい)。

日本列島は平地より山岳の面積が大きいので様々な山や岳があると思います。
皆さんのお国では山、岳、どっちでしょうか?

沖縄では「岳」と名付いているのが多い「弁ヶ岳」 「於茂登岳」「与那覇岳」「恩納岳」「古見岳」「バンナ岳」「多野岳」。先週から始まった桜祭りの八重岳などが有名。

因みに「山」は「多幸山」「仲間山」「玉辻山」「川良山」「万勢山」「おっぱい山」・・・







「嵩」は拝所とされない高い山。「岳」とついているところは「弁ヶ岳」を始め崇高な拝所を意味するのでは。それからすると元々は「嶽」ではなかったであろうか?「御嶽」「大嶽」信仰心の熱かった沖縄人は畏敬を表す聖地を「嶽」とし、拝する心の表れが歌にも多用されたのではないかと思われる。

「猫ゆんた」「大田屋」「くいへぇ」「コイナゆんた」「富崎野ぬ牛なーま」などに「だぎ」は登場する。

島うたの歌詞に出てくる言葉ひとつ調べてみるのも面白い